デコラティブペイントという仕事
デコラティブペイントとは、テーマに合わせて室内外のあらゆる場所に装飾的なペイントを施す仕事です。木目や大理石を描くフォーフィニッシュ、型紙を使用し繰り返しパターンを描くステンシル、何色もの色をブレンドし塗り重ねたりと、様々な技法を組み合わせてゆきます。天井画、壁画等の環境絵画や、トロンプロイユといった視覚効果を生かした絵など、その手法は数限りなく存在します。画材から建材まで幅広い材料の性質を生かしそれらを組み合わせ、ここにしかないオーダーメイドの表現がデコラティブペイントです。
バチカン宮殿等の室内装飾に代表されるヨーロッパの伝統工芸として、デコラティブペイントは受け継がれてきましたが、今日でも建築、室内装飾美術において重要な役割を担っています。現在日本では主に商業施設での需要が中心ですが、欧米では一般住宅においても大きなシェアを占めており、材料の開発も非常に積極的に取り組まれています。毎年数回欧米各地でデコラティブペイントのコンベンションが開催され、メーカーをはじめアーティスト達が独自の表現を披露しています。ワークショップなども各地で開かれ、プロになるための協会やスクールが多く存在しています。日本ではまだあまり知られていませんが、デコラティブペイントは、歴史のあるグローバルな分野なのです。
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